内視鏡検査について
苦痛の少ない内視鏡検査
当院では最新鋭の内視鏡検査機器(オリンパス社製)を導入し、安全で精度の高い消化器検査を実施しております。「内視鏡は苦しいと聞いた」「痛い経験をした」と、検査に消極的ではありませんか? がんなどの早期発見・早期治療には積極的な検査が欠かせません。過去10,000例以上の臨床経験を持つ内視鏡専門医が、鎮静剤を適切に使用して苦痛の少ない検査を行いますので、どうぞご安心ください。
胃内視鏡検査(上部消化器)
一般に「胃カメラ」と呼ばれる検査です。細く柔らかいビニールの管の先にレンズが付いており、その超小型カメラで食道・胃・十二指腸の様子を観察します。ポリープ、がん、炎症などを早期に発見することが可能です。
胃内視鏡検査でわかる病気
胃がん、食道がん、十二指腸がんなどの早期発見、逆流性食道炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、ヘリコバクターピロリ感染胃炎、胃ポリープ、十二指腸ポリープなどの診断ができます。胃の痛み、胃の不快感、喉の違和感、胸やけ、呑酸、ゲップ、はきけ、食欲不振などの気になる症状がある方は、お早めに検査を受けることをおすすめします。ピロリ菌の検査も可能です。
胃内視鏡検査の概要
- 検査前日の食事は、消化のよいものを食べ、夕食は21時までにお済ませください。
(以後絶食ですが水分の制限はありません。) - 検査当日はあらかじめお渡しする「胃内視鏡検査予約票」をお持ちの上、予約時間の10分前にはご来院ください。
- 検査は数十分で終了いたします。
- 検査終了後は20分ほどベッドでお休みください。
- 検査結果を医師からご説明いたします。
(組織検査をなさった場合、結果は10日後になります。)
大腸内視鏡検査(下部消化器)
一般に「大腸カメラ」と呼ばれる検査です。肛門から大腸の最深部の盲腸まで内視鏡を入れ、抜きながら大腸内の表面粘膜を直接観察いたします。ポリープ、がん、炎症などの早期発見に欠かせない検査です。
大腸内視鏡検査でわかる病気
大腸がん、大腸ポリープ、炎症性疾患などの病気の発見に有効です。腹痛、お腹が張る、
便秘、下痢、便に血が混じる(便潜血)、家族の中に大腸がんの人がいる方は検査をおすすめします。内視鏡検査では異常のある組織を採取して検査します。検査時にポリープなどの病変を切除することもできます。
大腸内視鏡検査の概要
- 検査前日は朝食・昼食・夕食、すべて検査食となり、指定時間に下剤も服用していただきます。
- 検査当日の朝は絶食し、あらかじめお渡しする「大腸内視鏡検査予約票」をお持ちの上、予約時間の10分前にはご来院ください。
- 検査は数十分で終了いたします。
- 検査終了後は30分ほどベッドでお休みください。
(ガスが出ればお腹の張りも落ち着きます。) - 検査結果を医師からご説明いたします。
- (組織検査およびポリープ切除後の検査結果は約10日後に出ます。
その頃再度ご来院し、必ず結果を聞いてください。)
大腸ポリープ切除について
大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合は、大きさや状態を観察し、ご体調などを考慮した上で、その場でポリープ切除を行います。
ポリープは形も大きさも多様
大腸にできるイボのような病変を大腸ポリープといいます。ポリープの種類には、非腫瘍性のものと腫瘍性のものがあり、形は多様で、大きさも1mm程度から数cmまでさまざまです。ほとんどの大腸ポリープは、大腸内視鏡検査中に切除することができます。当院では多くの実績がありますのでご安心ください。ポリープが大きい場合や、出血の危険性が高い場合などは、総合病院などへご紹介して治療をしていただきます。